田川地域の紹介

どんなとこ?田川

福岡県田川地域は、田川市と田川郡(糸田町、大任町、川崎町、香春町、添田町、福智町、赤村)の1市6町1村で構成され、福岡県の北東部に位置します。

東に香春岳、西に船尾山、そして南には英彦山を主峰とする山々が並び、北を除き三方を山に囲まれた田川盆地に位置する田川地域には、英彦山を源流とする彦山川、中元寺川などの河川が流れており、大変自然豊かな地域です。

田川地域は、明治中期以降、日本の近代化を支えた「石炭」の産出地として繁栄した筑豊地域を代表する炭都の一つでした。しかし1960年代のエネルギー革命以降、炭坑は全て閉山、その後は人口の流出が進み、過疎化と高齢化が進んでいます。

平成23年5月、『山本作兵衛氏の炭坑記録画および記録文書』が国内初の世界記憶遺産に登録されたことで、当該コレクションが展示されている田川市石炭・歴史博物館を中心に、田川地域を訪れる観光客が増加しています。
同博物館がある田川市石炭記念公園内は、かつての炭鉱跡地を公園化したもので、敷地内には建設から100年を経過した炭鉱施設の「二本煙突と竪坑櫓(国登録有形文化財)」がそのままの姿で保存されています。
この二本煙突は、田川が発祥の地である「炭坑節」で、「あんまり煙突が高いので、さぞやお月さん煙たかろ」と謳われた煙突です。

その他、霊峰「英彦山」、雪舟が築庭した「魚楽園」、400年以上の歴史を誇る「上野焼」、小説“青春の門”に登場する「香春岳」など田川地域には魅力がいっぱい、いっぱい詰まっています。